カモ×カモな日
~12月11日のお話~
最高気温19℃という、とんでもない日。
こりゃ、どこか行かなきゃと思い、とりあえず泉の森へ。
今日はヒドリガモAnas penelope が近くに来ている。嬉しい
そんでもってなぜか杭の周りをくるくるくるくる・・・。何をしているのかと観察していると、どうやら杭の藻を食べている様子。
この嘴の構造で杭に付着している藻を食べれるのか非常に気になるけど、ちみちみ食べれてるんだろうな。
まさに「食べている」という写真は撮れなかった。
この日はパンを巻く人がいなく、パンに狂喜乱舞するホシハジロやキンクロハジロは遠くにいる。
だからちょっとシャイなヒドリが近くまで来てるんだろうな。
可愛い・・・。Anasの中で一番可愛いかもしれない。オレンジ色だし。
そんなんでじっくり観察してみる。・・・やっぱ可愛い。。。
そんで、あることに気付いた!!
この個体と、
この個体。
両方とも雄幼鳥なのに、こんなにも肩羽や上尾筒の模様が異なるのか!!
これがまさか第二幼羽と第一回夏羽の違いとか・・・?
・・・いくら考えてもようわからんから、やめーた。
そんでお散歩。
鳥はあんま出ないけど、ヤマトシジミPseudozizeeria mahaはよぅ出る。
けどヤマトシジミCorbicula japonicaは見つからなかった。
鳥屋だけど、やっぱチョウが飛んでると気分がいいね。なんかのほほんとする。
ところでミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegansの標準和名がわからないんですが。卒論書くにあたりちょびっと不具合。
このミシシッピアカミミガメは亜種elegansに付けられた和名であって、Trachemys scripta の種名が一般的でない気がする。俺が知らないだけか?
平凡社『決定版日本の両生派虫類』を見るとミシシッピ―はスライダーガメの1亜種としていると書かれているし、山と渓谷社『日本のカメ・トカゲ・ヘビ』にはアカミミガメの1亜種と書かれている。
子供用図鑑には「みししっぴあかみみがめは みどりがめのなかまです。」と書かれているし。。。
Trachemys scripta のはっきりした和名ってないのかな?スライダーガメっぽいけど。
亜種名を種名のように使う両爬には困惑するばかりだわ。鳥屋的感覚からすると不思議でたまらない。
「・・・眠い」
暖かいと睡魔は大量発生する・・・。。。私もキンクロも。
睡魔と闘いながら次の探鳥地に向かうことに。
泉の森からチャリで50分、疲れるわ!!
ってことで着きました、相模原貯水池!!
・・・ってカモ少なっ!!
何か年々減っていっているような気がするような?
カウントとかはしてないけど感覚的に。4年前とかオカヨシ少なかったもん。
写真はオカヨシガモの雌雄。
・・・やっぱオカヨシの♀とマガモの♀って似てるよね。オカヨシ雌雄じゃなくて実は手前はマガモの♀。
5年前の俺なら翼鏡見なきゃ識別できなかったもん。
成長してんね。今ならぱっと見で識別できる。
そういえば、、、
オカヨシガモって2亜種に分類されてるの知ってました?
普段見られるのはAnas strepera strepera 。基亜種。
あともう1亜種は珍しげでファニングオカヨシガモAnas strepera couesi (Streets, 1876)。
かっくいい!!ファニングオカヨシガモって名前が凄い!!
・・・ただ残念なことにもう絶滅しちゃってんすよ。南太平洋タブアエラン島で繁殖してたみたいだけど、標本も1874年に採集された2個体しかないし。
どんな姿なんだか?見てみたいわ。
バタバタマガモAnas platyrhynchos platyrhynchos 。
カルガモと違って翼下面は白くてきれい。
カモが少ないからこういうの撮るしかやることがない。
次はコガモの群れを見る。
トモエガモやシマアジ、アメリカコガモを探したけどいやしません。
かわいい・・・。
ずーっと見てるとたまに目が合う、というかこっちを気にしている様子。
カモ類って一羽逃げると連鎖でどんどん逃げてくから、結構やっかい。
もう俺のことなんか気にしてないんだろうな。。。
なんか♂なのに大雨覆が♀っぽい。これって幼鳥とか関係あるのかな?
『F44』と書かれています。
研究してる方~、F44は相模原貯水池にいますよ。
そんなんで鳥見終了。
記録
1.カイツブリ泉貯 2.カワウ貯 3.アオサギ泉貯 4.コサギ泉貯
5.オシドリ貯 6.マガモ泉貯 7.カルガモ泉貯 8.コガモ泉貯
10.ヨシガモ♂1♀5貯 11.オカヨシガモ貯 12.ヒドリガモ泉貯
13.ヒドリ×アメヒド貯 14.オナガガモ泉貯 15.ハシビロガモ泉貯
16.ホシハジロ泉貯 17.キンクロハジロ泉貯 18.バン泉
19.オオバン泉貯 20.キジバト泉 21.ドバト泉貯 22.カワセミ泉
23.コゲラ泉 24.ハクセキレイ泉貯 25.セグロセキレイ貯
26.ヒヨドリ泉貯 27.ホオジロ泉 28.アオジ泉 29.スズメ泉貯
30.ハシボソガラス泉貯 31.ハシブトガラス泉
もう4時53分か・・・。徹夜してしまった。
じゃ、これから鳥見してきます。
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コメント
Trachemys scripta elegansの和名はまんまミシシッピアカミミガメでいいと思うよ。
Trachemys scripta と種でくくる場合は「爬虫類・両生類800種図鑑」で書かれていた「アカミミガメ」という和名を使うのが一般的かもしれないけど、そもそも基亜種のT.s.scripta の和名がキバラガメで、こいつの場耳んところは赤くないからねぇ。たぶんメジャーなミシシッピのほうを基準にして付けた和名だろうけど、他に的確な和名を付けているものが無いだろうからアカミミガメでも文句は言われないんじゃないかな。和名なんて規約が無いから仕方ないさね。
てか、野外で圧倒的に見るのはelegans亜種のほうだから、よほどカメ中心の論文書く場合じゃなければ、ミシシッピでいいと思う。
あと、スライダーってのはTrachemys属全体に付けられている英名だからTrachemys scriptaをスライダーガメってするのは滑稽かと。
投稿: 化野 | 2008年12月20日 (土) 20時19分
はがー、難しい!!
水辺の生き物ちょいちょい書いてって、なんかアカミミガメだけ亜種名?になるのが嫌だったんですよ。もう完成しちゃったからどしよもないですが。
まぁ、これからもミシシッピで行きます。こんな詳しくありがとうございました。
>あと、スライダーってのはTrachemys属全体に付けられている英名だからTrachemys scriptaをスライダーガメってするのは滑稽かと。
そうだったんですか。
平凡社のミシシッピアカミミガメはスライダーガメの1亜種としているって表記は納得がいきませんな。
投稿: たまむ | 2008年12月25日 (木) 00時49分