小笠原・母島探鳥記 4/29
お久しぶりです。小笠原探鳥記。
↓忘れた方はコチラを先にご覧ください。↓
29日~~
5時半起き。
前日見つけたメリケンキアシシギを見たいがために早起きした。
メリケンキアシシギHeteroscelus incanus はもう「写真撮って~♪」と言ってるかのように、良さげな場所を行ったり来たり・・・。
とんでもなく感動するんだよ!!あのメリケンキアシが、目の前うろちょろうろちょろって。
しかもあの千葉のポイントみたいにテトラポットじゃないし、鳥屋俺一人なんで独り占めだし、、、ここは楽園っすね。
ところで、最近、メリケンキアシシギの学名をHeteroscelus incana って表記してるサイトが目立つ。種小名がincanus じゃなくてincana になってんだよ。
incana はかつて一般的だったTringa属時代のもので女性名詞だったから、今はHeteroscelus属なんで男性名詞だからincana もincanus に変化してる。ごちゃごちゃ。。。
だから検索するとTringa incanus なんてのも出てくる。ごちゃごちゃ。。。男性だの女性だのあるから面倒だわさね。
さて、メリケンキアシシギをある程度楽しんだら移動。
ギンネムLeucaena leucocephala によく付着していることが多いオガサワラメジロZosterops japonicus stejnegeri x Zosterops japonicus alani 。 学名長っ!!
観察しているとギンネムの緑色の玉(つぼみ?)をつんつか突いてるんだけど、食べているのかどうかはナゾ。
可愛いんだけどね。
ギンネムもメジロも外来種。困ったね、こりゃ。。。
メジロの後ろにはムナグロPluvialis fulva がワラワラといたりします。
このムナグロの群れの中からツバメチドリを見つけようと毎日このポイントに通ってるんだけど、ま~ったくダメ。
「なんかハワイとか近くね?」理論でアメリカムナグロも必死こいて探すんだけど、これまたダメ。。。
でもその代わり今日はジシギが2羽いてくれた!!写真は後ほど。
さて、小笠原といえば陸貝類!!小笠原の陸貝は固有種だらけ!!
ってことでちょっと目をやるとこいつはすぐ見つけられる。
ウスカワマイマイAcusta despecta 。
はい、外来種~。でかいのはほとんどコイツとアフリカマイマイ。厄介だよ、ホントに。
さて、7時半。民宿に戻り朝食っと。
でもオガサワラメジロはまだ朝食中だった。これは、デイゴErythrina variegata か?なんかアメリカデイゴErythrina crista-galli も入ってるみたいで、私にゃ識別できん。
それにしても可愛い。。。メジロは目が怖いとか言うけど、それ込みで可愛い。。。
条件が悪く、肩羽がうまく見えなかったりなんだりで識別は怪しいが、たぶんチュウジシギGallinago megala かなぁと。。。
や、自信無いよ!!
ジシギとか全部タシギのシノニムになればいいと思う。やだやだ。
その後、Tさんと連絡を取り、一緒に鳥見。
まずはダムへ。
・・・ウルトラ曇ってる。
しかも鳥はあんまいない。毎年来ているというオオバンを確認できたぐらいか。
固有種では、
オガサワラヨシノボリRhinogobius sp. と、
うわ、未記載だ!!
テンスジオカモノアラガイBoninosuccinea punctulispira 。
こやつは水浸しの倒木を片っ端からひっくり返してたら見つけた。
いくら陸貝がいっぱいいるといっても探す気にならなきゃなかなか見つからんね。
ダムは不発なので乳房山周辺に移動。
・・・~移動中~・・・
オガサワラトカゲCryptoblepharus boutonii nigropunctatus と闘争するイソヒヨドリMonticola solitarius philippensis 。
追記:オガサワラトカゲでなくグリーンアノールでした。
「死んだかな?」
トカゲ殺したあと、隠れて撮影してる俺たちに気付いたのか逃げてっちゃった。
捕食シーンは見れず。。。
乳房山の虫ポイントに到着。
ここでオガサワラセセリが見れるとのことだっったが、この日は出なかった。
だけどついにグリーンアノールAnolis carolinensis に出会えた!!母島上陸3日目でやっと!!
特定外来生物であるこの子はこの写真撮影後にTさんによって潰されました。。。
なかなか自分じゃ出来ない。生き物殺すってどんでもなく勇気いるね。
さて山ん中でアフリカマイマイ囲まれながらお昼ご飯。
ご飯食べながらTさんが口笛を吹くとメグロApalopteron familiare が4羽も目の前にやってきた!!
囀りではないけど、なんか仲間を集める鳴き声の真似だそうだ。
そんなメグロ(とアフリカマイマイ)に囲まれながらのお食事。至福のときです。
・・・それにしても母島在住鳥屋は恐ろしい。
昼食後は北部へ移動。
オガサワラシジミやらアカガシラカラスバトやらとにかく珍しいのが見れるかもしれないということで。
オガサワラシジミCelastrina ogasawaraensis は保護区的なのが設けられていて、周りはグリーンアノールが入れない様な柵に覆われている。
しりあげ直翅研究所の方が見ているなら、同定よろしく。
ぼけぼけ写真で申し訳ないけど。
ってか前にも同定してもらったはずなんだろうけどなんかこの種だけメモってない。
ってことでよろしく。
追記:オガサワラカネタタキOrnebius longipennis ではないかとシリアゲ氏が。
ところで、
たまに太陽が顔を出すと集団日光浴を始める。
これが車が来ても逃げないもんだから、一回一回車から降りて「ほいほい、どいてどいて」って逃がす。
そうしないと大量に轢く恐れが・・・。
道路の端は特に多い。
なぜか道路の端は小さい個体ばっかだけど、道が続く限りトカゲはいる。
もう何千何万と。
本州じゃ考えられん。。。
さて、アカガシラカラスバトのポイントに着いたが、もちろんいない。
そのかわり夜に光るキノコ、ヤコウタケを昼間に見た。あぁただの白いキノコだ。
北部に着き、カツオドリなど観察していると雨に降られる。
しゃーない、帰ろう。
民宿に帰る前に、再度ムナグロポイントに行ってジシギ観察を。
こいつは、、、ハリオシギGallinago stenuraか!?
いやいや、自信はあんま無いよ?
なんか全体的な印象(色や体系)からハリオっぽい。
生憎の雨模様なので、写真は汚く、肩羽などは解析できない状態だけど。悲しいね。
そんなんで鳥見終了。
民宿に帰ることに。
朝、自分の部屋はしっかり戸締り確認して部屋を出た。
もう戸が閉まってたらちゃんと開けて、電気も一個付けて、鳥見に出かけた。
だから、つまり、部屋を勝手にライトトラップ代わりにしちゃったわけで。
でも来てくれたのはこの蛾一匹だけ。
もっと蛾がワサワサ入るかと思ったんだけど、やっぱ雨じゃきついわな。まぁワサワサいても寝るときウザそうだから良かったかも。
あとはオガサワラヤモリLepidodactylus lugubris が入っててくれた。
この日限りの僕のお友達。だいぶ遊んでもらったよ。
一応図鑑類は10冊持っていって、ある程度の生き物は識別できたから良かった。
部屋ライトトラップを確認したらナイトハイクへ。
やはり雨が降ってたからか大した生き物はいない。
アフリカマイマイとオオヒキガエルBufo marinus ぐらいだ。
生き物いないから部屋に帰り、ふて寝。
記録
1.カツオドリ 2.アオサギ 3.ダイサギ 4.チュウサギ 5.アマサギ
6.コサギ 7.ゴイサギ 8.コガモ 9.オガサワラノスリ 10.バン1
11.オオバン1 12.ムナグロ14 13.シロチドリ1
14.キョウジョシギ13 15.メリケンキアシシギ1 16.チュウジシギ1
17.ハリオシギ1 18.オオセグロカモメ1 19.ツバメ
20.オガサワラヒヨドリ 21.イソヒヨドリ 22.トラツグミ2
23.ハシナガウグイス 24.オガサワラメジロ 25.ハハジマメグロ
テンスジオカモノアラガイ スナマイマイの一種
まだまだ続きます。
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