2008年7月17日 (木)

ムシクイ(Phylloscopus)識別点

※ある程度文献がまとまったので、近々更新していこうと思います。(09/01/24)

 

なんかいろいろな文献にいろいろ識別点書き込んでるんだけど、その種を調べるのにいろいろな文献を開くのは面倒なので、ここで纏めます。

とりあえず、野鳥の中で1番人気があるグループを。

 

キマユムシクイPhylloscops inornatus L.11cm(日本のは亜種inornatus

 ●三列風切に羽縁があり、白い(擦り切れた個体には注意)

 ●大雨覆・中雨覆に明瞭な翼帯 黄色っぽい

 ●不明瞭な頭央線 眉は黄色い 耳羽は鱗模様 

 ●下嘴は肉色部分が多い 跗蹠も肉色

 

バフマユムシクイPhylloscopus humei  L.11cm(日本のは亜種mandellii か?)

 ●三列風切に羽縁があり白いが、キマユより細い

 ●大雨覆に明瞭な翼帯、中雨覆に少し不明瞭な翼帯 中雨は暗色

 ●キマユよりも不明瞭な頭央線 眉はバフ色

 ●嘴は大部分が黒い 跗蹠は暗色  

 

カラフトムシクイPhylloscopus proregulus L.10cm(日本のは亜種proregulus

 ●三列風切に羽縁があり白い

 ●大雨覆・中雨覆に明瞭な翼帯 黄色っぽい

 ●明瞭な黄色い頭央線 眉も黄色(暗色タイプは黄色味が無い)

 ●嘴は大部分が黒い 跗蹠は肉色

 ●腰は黄色い!! 尾は短め

 ●地鳴きは「チュイッ」「チュィ」

※ウスゴシムシクイP. chloronotus 、シセンムシクイP. sichuanensis は似ている。ウスゴシは顔の黄色味が欠けるがやはり似てる。シセンは顔の黄色味が欠け、大雨覆は茶色っぽい(かなり微妙)。

カラフトは主に針葉樹林、シセンは主に広葉樹林に生息。シセンの越冬地は不明なことだらけ。

キゴシムシクイP. maculipennis 、アカバネムシクイP. pulcher はカラフトみたいに腰が黄色いが、尾羽はオジロムシクイP. davisoni パターン。

 

アカバネムシクイPhylloscopus pulcher L.11cm 日本未記録

 ●三列風切に羽縁がある バフ色

 ●大雨覆に茶色い明瞭な翼帯 中雨覆のはだいぶ不明瞭

 ●不明瞭なバフ色頭央線 眉もバフ色

 ●跗蹠は肉色 尾羽はオジムシパターン

 ●腰は黄色い 体下面は茶色くくすんでいる

 ●地鳴きは「スウィッ」「シッ」

 

キゴシムシクイPhylloscopus maculipennis  L.9.5cm 日本未記録

 ●三列風切に羽縁があり白い

 ●大雨覆・中雨覆に明瞭な翼帯 黄色っぽい

 ●明瞭な白い頭央線 顔全体的に白っぽい

 ●跗蹠は肉色 尾羽はオジムシパターン

 ●腰は黄色い 喉は灰色 体下面はキバラムシクイP. affinis のように黄色い

 ●地鳴きは鋭い声で「ジッ!」「シップ!」

 

ウスゴシムシクイPhylloscopus chloronotus L.10cm 日本未記録

 ●カラフトムシクイに似すぎる!!カラフト暗色タイプはヤバイ!!

 ●カラフトより上尾筒がほんのり暗色 背中の色も暗色

 ●頭央線、眉斑はバフ色 頭央線は細めですっと伸びてる

 ●カラフト・シセンとは翼式が異なる

 ●地鳴きはタイヨウチョウのように「トゥイッ」「トゥイット」

 ●諦める

 

シセンムシクイPhylloscopus sichuanensis  L.10cm 日本未記録

 ●カラフトムシクイ・ウスゴシムシクイに似すぎる!!

 ●背中・上尾筒の色はウスゴシ>シセン>カラフトの順で濃い

 ●頭央線、眉斑はバフ色 頭央線は後頭部で広がる傾向

 ●カラフト・ウスゴシとは翼式が異なる 大雨覆は微妙に茶色

 ●地鳴きは「トゥート」

 ●諦める

 

チフチャフPhylloscopus collybita L.11㎝ 日本未記録

 ●基本地味 眉斑は目より後ろで濃い目のバフ色

 ●嘴は黄色い!(collybita 、abietinus 共に) 脚は黒

 ●キタヤナギムシクイP. trochilus に似る 

 ●体下面はちょっと明るめの茶色がのぺ~ varがある

 ●大雨覆は特徴なし

 

コーカサスチフチャフPhylloscopus lorenzii L.10.5cm 日本未記録

 ●基本地味 眉斑はバフ色 耳羽と脇の茶色の境界線無し 

 ●チフチャフ、カラフトムジセッカに似る 脚は黒

 ●嘴は中途半端に黄色い チフ>コーチフ>シベチフの順で黄色の面積が多い

 ●脇が茶色 ルリビタキのように脇の茶と腹の白の境界線が明瞭

 ●大雨覆は特徴なし

 

シベリアチフチャフPhylloscopus tristis L.11.5cm 日本に飛来

 ●基本地味 眉斑は白い

 ●チフチャフ類、ボネリームシクイP. bonelli に似る 脚は黒

 ●嘴は大部分が黒!!キタヤナギは下嘴が肉色

 ●体下面は白っぽい 

 ●大雨覆に淡い翼帯

※チフチャフ3亜種を、独立種として扱った場合、日本に飛来するのはシベリアチフチャフ

チフチャフ3種はキタヤナギyakutensis に似ているが、キタヤナギのほうが初列の突出が大きい。キタヤナギとシベチフでは嘴が違う。

ムジ、カラムジ、モウコムジは似ているが、脚は黄色く、眉斑がはっきりしている。

 

ヤナギムシクイPhylloscopus trochiloides  L.9.5cm

 ●エゾムシ・フタオビヤナギなど様々な種に似る

 ●全体的な色合いはフタオビヤナギより暗色な所や、眉斑の形などからエゾムシクイに似るが、エゾムシより初列の突出は小さい

 ●本種の脚の色は黒~赤黒色。メボソ・エゾ・ウスリーはピンク系

 ●シベリアチフチャフも似るが、初列の突出は小さく(上尾筒を超えない)、脚は黒。顔つきも違う。

 

フタオビヤナギムシクイPhylloscopus plumbeitarsus  L.10.5cm

 ●メボソムシクイ・イイジマムシクイと似すぎる

 ●ヤナギムシと比べ、大雨覆の翼帯は太く、中雨覆の翼帯ははっきりしている

 ●全体的な色合いはメボソに似る、眉斑はメボソより太い

 ●

 

ミドリムシクイPhylloscopus nitidus  L.10.5cm  日本未記録

 ●・・・ちょいとまってね

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