ムシクイ(Phylloscopus)識別点
※ある程度文献がまとまったので、近々更新していこうと思います。(09/01/24)
なんかいろいろな文献にいろいろ識別点書き込んでるんだけど、その種を調べるのにいろいろな文献を開くのは面倒なので、ここで纏めます。
とりあえず、野鳥の中で1番人気があるグループを。
キマユムシクイPhylloscops inornatus L.11cm(日本のは亜種inornatus )
●三列風切に羽縁があり、白い(擦り切れた個体には注意)
●大雨覆・中雨覆に明瞭な翼帯 黄色っぽい
●不明瞭な頭央線 眉は黄色い 耳羽は鱗模様
●下嘴は肉色部分が多い 跗蹠も肉色
バフマユムシクイPhylloscopus humei L.11cm(日本のは亜種mandellii か?)
●三列風切に羽縁があり白いが、キマユより細い
●大雨覆に明瞭な翼帯、中雨覆に少し不明瞭な翼帯 中雨は暗色
●キマユよりも不明瞭な頭央線 眉はバフ色
●嘴は大部分が黒い 跗蹠は暗色
カラフトムシクイPhylloscopus proregulus L.10cm(日本のは亜種proregulus )
●三列風切に羽縁があり白い
●大雨覆・中雨覆に明瞭な翼帯 黄色っぽい
●明瞭な黄色い頭央線 眉も黄色(暗色タイプは黄色味が無い)
●嘴は大部分が黒い 跗蹠は肉色
●腰は黄色い!! 尾は短め
●地鳴きは「チュイッ」「チュィ」
※ウスゴシムシクイP. chloronotus 、シセンムシクイP. sichuanensis は似ている。ウスゴシは顔の黄色味が欠けるがやはり似てる。シセンは顔の黄色味が欠け、大雨覆は茶色っぽい(かなり微妙)。
カラフトは主に針葉樹林、シセンは主に広葉樹林に生息。シセンの越冬地は不明なことだらけ。
キゴシムシクイP. maculipennis 、アカバネムシクイP. pulcher はカラフトみたいに腰が黄色いが、尾羽はオジロムシクイP. davisoni パターン。
アカバネムシクイPhylloscopus pulcher L.11cm 日本未記録
●三列風切に羽縁がある バフ色
●大雨覆に茶色い明瞭な翼帯 中雨覆のはだいぶ不明瞭
●不明瞭なバフ色頭央線 眉もバフ色
●跗蹠は肉色 尾羽はオジムシパターン
●腰は黄色い 体下面は茶色くくすんでいる
●地鳴きは「スウィッ」「シッ」
キゴシムシクイPhylloscopus maculipennis L.9.5cm 日本未記録
●三列風切に羽縁があり白い
●大雨覆・中雨覆に明瞭な翼帯 黄色っぽい
●明瞭な白い頭央線 顔全体的に白っぽい
●跗蹠は肉色 尾羽はオジムシパターン
●腰は黄色い 喉は灰色 体下面はキバラムシクイP. affinis のように黄色い
●地鳴きは鋭い声で「ジッ!」「シップ!」
ウスゴシムシクイPhylloscopus chloronotus L.10cm 日本未記録
●カラフトムシクイに似すぎる!!カラフト暗色タイプはヤバイ!!
●カラフトより上尾筒がほんのり暗色 背中の色も暗色
●頭央線、眉斑はバフ色 頭央線は細めですっと伸びてる
●カラフト・シセンとは翼式が異なる
●地鳴きはタイヨウチョウのように「トゥイッ」「トゥイット」
●諦める
シセンムシクイPhylloscopus sichuanensis L.10cm 日本未記録
●カラフトムシクイ・ウスゴシムシクイに似すぎる!!
●背中・上尾筒の色はウスゴシ>シセン>カラフトの順で濃い
●頭央線、眉斑はバフ色 頭央線は後頭部で広がる傾向
●カラフト・ウスゴシとは翼式が異なる 大雨覆は微妙に茶色
●地鳴きは「トゥート」
●諦める
チフチャフPhylloscopus collybita L.11㎝ 日本未記録
●基本地味 眉斑は目より後ろで濃い目のバフ色
●嘴は黄色い!(collybita 、abietinus 共に) 脚は黒
●キタヤナギムシクイP. trochilus に似る
●体下面はちょっと明るめの茶色がのぺ~ varがある
●大雨覆は特徴なし
コーカサスチフチャフPhylloscopus lorenzii L.10.5cm 日本未記録
●基本地味 眉斑はバフ色 耳羽と脇の茶色の境界線無し
●チフチャフ、カラフトムジセッカに似る 脚は黒
●嘴は中途半端に黄色い チフ>コーチフ>シベチフの順で黄色の面積が多い
●脇が茶色 ルリビタキのように脇の茶と腹の白の境界線が明瞭
●大雨覆は特徴なし
シベリアチフチャフPhylloscopus tristis L.11.5cm 日本に飛来
●基本地味 眉斑は白い
●チフチャフ類、ボネリームシクイP. bonelli に似る 脚は黒
●嘴は大部分が黒!!キタヤナギは下嘴が肉色
●体下面は白っぽい
●大雨覆に淡い翼帯
※チフチャフ3亜種を、独立種として扱った場合、日本に飛来するのはシベリアチフチャフ
チフチャフ3種はキタヤナギyakutensis に似ているが、キタヤナギのほうが初列の突出が大きい。キタヤナギとシベチフでは嘴が違う。
ムジ、カラムジ、モウコムジは似ているが、脚は黄色く、眉斑がはっきりしている。
ヤナギムシクイPhylloscopus trochiloides L.9.5cm
●エゾムシ・フタオビヤナギなど様々な種に似る
●全体的な色合いはフタオビヤナギより暗色な所や、眉斑の形などからエゾムシクイに似るが、エゾムシより初列の突出は小さい
●本種の脚の色は黒~赤黒色。メボソ・エゾ・ウスリーはピンク系
●シベリアチフチャフも似るが、初列の突出は小さく(上尾筒を超えない)、脚は黒。顔つきも違う。
フタオビヤナギムシクイPhylloscopus plumbeitarsus L.10.5cm
●メボソムシクイ・イイジマムシクイと似すぎる
●ヤナギムシと比べ、大雨覆の翼帯は太く、中雨覆の翼帯ははっきりしている
●全体的な色合いはメボソに似る、眉斑はメボソより太い
●
ミドリムシクイPhylloscopus nitidus L.10.5cm 日本未記録
●・・・ちょいとまってね
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