2009年10月26日 (月)

スズメ Tree Sparrow/Passer montanus

Suzumedaburu0910125  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スズメ Tree Sparrow/Passer montanus saturatus 共に幼羽

上が新潟県佐渡島産、下が神奈川県藤沢市産。

いやね、最初に佐渡島スズメを手にしたとき、「薄っ!!!!」っと思ったのね。

幼羽ってのはあったけど、それでも薄いじゃん!!

でずーっともやもやしてて、ようやく昨日24日、神奈川県スズメ幼羽を手に入れられたのでやっとこさ比較でけた。

 

やっぱり佐渡島産薄いっすよ!!コシヒカリばっか食ってるから美白セレブ気取りなんすかね。

 

Suzume091025kanagawa  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲藤沢スズメ。

濃い。。。初列外弁の模様から内弁、大雨覆・中雨覆の黒さが目立つよね。

 

Suzumesado091025  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲佐渡島スズメ。

薄~い!!外弁だの内弁だの、雨覆だのの黒さもだけど、茶色みも薄いんすよ。

あと大きく違うのは小翼羽と初列大雨覆の黒の面積。他の部位は濃さは違えど模様は一緒なのに、小翼羽と初列大雨は模様のパターンから違うんだもの。

ちなみにP2は第一回冬羽。

 

Suzumeurakana091025  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲藤沢スズメ。

まぁ、こんな感じ。

 

Suzumesado091025ura  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲佐渡島スズメ。

裏面も薄いんだけど、特に特記することはないね。

 

Data

初列風切…9枚   次列風切…6枚  三列風切…3枚

初列大雨覆…8枚  小翼羽…3枚

次列大雨覆…11枚  手根骨羽…1枚

小鳥の羽根は数えにくい・・・。

 

 

藤沢スズメ翼提供してくれたH氏に感謝!! 

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2009年10月16日 (金)

なぞどり

Ue091015  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石川の海岸で拾った謎鳥の翼。

風切形はツグミ科とかヒヨドリ科とかそこらへんなんだけど、どうもこのパターンが思い浮かばない。

羽根屋としていろいろ経験つんだから、こんな翼なんてことないはずなんだけど・・・。どうしても種名がわからない。

 

Yoko091015  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全国の羽根屋さん助けて!!

 

私は寝ますけど。明日は鳥見て、役所行って、鳥見て、と忙しい日なので。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月25日 (金)

タシギ Common Snipe/Gallinago gallinago

Marmeidyokujou  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タシギ Common Snipe/Gallinago gallinago gallinago 成鳥

 

こんなのが手元にあるってだけで感動するよね。

H氏から提供してもらったわけだけども、H氏の監督不行届けか腐敗臭がひどい。だけどその奥にはシギ特有の泥臭い水鳥っぽい匂いがしてやっぱ感動する。

 

今回、齢の判断は中雨覆・肩羽を見て行った。

 

初列風切…10枚 (11枚?)  次列風切…10枚  三列風切…4枚

初列大雨覆…8or9枚 少ね 次列大雨覆…14枚 手根骨羽…1枚

初列中雨覆…ばか      次列中雨覆…13枚しかない

初列小雨覆…すっごいステキ模様!  次列小雨覆…ばか

小翼羽…4枚

下初列大雨覆…9枚  下次列大雨覆…10枚  尾羽…片側7枚

 

なんか初列風切にP11のような2cmほどの羽があるんすけど。知らなかった・・・。

もしかしたらこいつ初列大雨かもしれんけどね。なんかいろんな羽が邪魔してうまく見れない。。。

 

ってことでタシギです!!

タシギの羽なんてのは9月田んぼ巡ればそこそこ落ちてるもんだけど、やっぱ次列風1枚とかそんなんだしね。

 

Yokuka090925  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼下面。

これだけ見た時「うわ、シマシマだ!!ハリオじゃねハリオじゃね!?」ってなったけど、あいつらもっとシマシマだね。

かと言って下次列大雨はGallinago共通でこんな模様だし、いったいどこら辺がもっとシマシマになってるんだか・・・。下次列中雨の黒白縞々がもっと細かくて量が多いのかも。

やっぱね、実際フィールドや図鑑で見て知っている印象と、実際手にとって見る印象って違いすぎるんだよね。これが羽の難しくて面白い所かと。

余談だけど、俺が初めて拾った羽はフクロウ尾羽T4なんだけど、そんときはコゲラかアカゲラの風切だと思ってたからね。うん、まぁ印象がどうこう以前の問題ではあったけど。。。その羽一枚でコゲラの全長より大きいっていうね。中学生のころだったからなぁ懐かしい。

それにしてもステキ翼!!

このね、下次列中雨・下次列大雨・次列風が作り出す3本の白い翼帯が良い!こんなの野外で見てみたいわ!!よだれダラダラもんだよ。

 

Obane090925  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾羽は片側7枚の計14枚。いっちばん典型的な個体だわね。

タシギは12~18枚っつうけど、例外18枚タシギなんていたらワケワカラン状態になるよ。

タシギはまだいいとしても例外18枚チュウジシギとかいたら例外18枚ウィルソン疑っちゃうレベル。

ってかなんなんだろうね、この枚数の違いは。交雑なんじゃねーの。

 

 

さあ!寝よう!明日も仕事だ!!10時に寝たらこんな時間に起きちゃったよ、まったく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月11日 (火)

ステキすぎる羽すぎる

Suteki090811  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステキ羽根でしょう!!

緑光沢があるだけでもすごいというのに両脇に丸い赤光沢が2つも!!

 

贅沢な羽根だね。。。セレブ羽根っつうのかな。

 

基本種ではあるけど、この部位の羽根はあんま目につかないから鳥屋はもちろん、羽根屋でも悩みそうな羽根。

 

ラベル見たら高校2年生ん時に拾ったやつだ。いったい何年前よ!?6年前だ。

日本の鳥なのに、日本の鳥らしくない。

 

さて種名がわからない人は今週末にでも鳥見てこの羽根の持ち主探してください。

基本的にどこにでもいる鳥だから。

 

さー、明日も仕事か。

ぷっすま見てから寝ようと思ったら、11:45からなのね。寝よう寝よう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月30日 (木)

キクイタダキ Goldcrest/Regulus regulus

Kikuchan090729  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キクイタダキ Goldcrest/Regulus regulus japonensis 雄

日本最小の鳥といわれてる子。軽いし、小さいし、いつ無くしてもおかしくないほど。

ルクセンブルクの国鳥ですね。

 

初列風切・・・10枚   次列風切・・・5枚。。。あれ、一枚欠損したか?そういう雰囲気はないけど。   三列風切・・・3枚   尾羽・・・12枚

その他羽根・・・目が疲れていないときに数えるよ。明日仕事だし。

 

Kikuchannoura090729  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼下面。

・・・まぁ、特に言うこと無いです。

 

Kikuchan090729tatami  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たたんでみた。

次列風切に黒丸ができるのがキクイタダキの特徴。

知らなかったんだけど、大雨と中雨に翼帯あったんだね。大雨だけかと思ってた。

 

Kikuitakurabe090729  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その小ささは異常なほどで、いろんな翼と一緒に保管していると、別の鳥の羽の間に入り込んでいて「あれ!無い!!」ってなことになる。

セグロカモメLarus vegae と思われる鳥の翼と並べてみた。

ほら、こんなんなら羽根の間に入り込みそうでしょ!!

上のカモメの翼についてはまだ文献調べ中。

 

Kikugasirakoumori090729  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頭の羽根。オレンジ味が見にくいけどちゃんと雄です。

 

同じウグイス科のウグイスの翼はこちら。

 

近いうちにセンダイムシクイも掲載予定。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月19日 (日)

Hanehane  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地味な羽だからあんま見ていなかったけど、今日真剣に見てみたらなかなか綺麗ではないか。

なかなか臭いけどクセになる香りだから困る。

 

そんだけ。眠い、寝る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 9日 (木)

トラツグミ Scaly Thrush/Zoothera dauma

Tail090708  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トラツグミScaly Thrush/Zoothera dauma aurea

いつもは翼標本だけど、今回は趣向を変えて尾羽を。

 

ってことで第一弾はトラツグミ!!

枚数は片側7枚、左右で14枚。T3~T7に白斑あり。

オオトラツグミZoothera major の尾羽は全個体12枚なので奄美でトラツグミをとっ捕まえて尾羽が14枚ならトラツグミだ!!12枚なら換羽中のトラツグミを疑わねば・・・。

トラツグミは姿を見るのは難しいが、羽を拾うのは容易すぎるほど。ツグミ、シロハラの次によく拾える。

トラツグミはすべてにおいて特徴的な羽根なので羽根屋的には初心者向けなのだけども、非羽根屋からしてみれば分からないらしい。

不思議だよね。非羽根屋の鳥屋は鳥を真剣に観察してんのに羽根一枚になったらわかんないとか。その羽根の集合体で種を識別しているのに。

 

Joubitaki090708  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近年、オオトラツグミとトラツグミの識別法として上尾筒が注目されている。

トラツグミは↑のような模様。先端に三角形の黒斑がちょんって。

オオトラツグミは羽軸とそこの軸斑が黒くなっているため、碇状または菱形になっている。

ならオオトラの羽根も掲載しろよ!って感じですが、持ってないですごめんなさい。法的にも持ってちゃいけないし。。。

なので真木図鑑のオオトラのページで上尾筒を見ることをオススメします。

 

Kabitaki090708  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけで識別に関係ない下尾筒。

 

翼および風切は写真撮るの面倒だった。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年3月 1日 (日)

スーパー羽根クイズ!!

ちょっとあと2日間ほど忙しそうなので、こういうのでごまかしてみる。

 

ってことで、羽根クイズ!!

Hane090228  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初列風切、P3・P7欠損。

一番大きな羽根P6(左から3枚目)の長さは24cm。

とにかく内弁の白部がよく目立つ。

 

Hane090228jireru  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次列風切、S4欠損  三列風切、Te3欠損

ここまで揃っているとは知らず、先日誰かにS4をあげちゃったような・・・

内弁はもちろん、外弁の白部も目立つ。

 

Hane090228zenbu  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

並べてみた(◎´∀`)ノ

A4用紙を適当に3枚並べただけの、なんともやる気の無い撮影。

この子、飛ぶときれいなんだわ~♪

 

 

さぁ、この羽根の持ち主は誰でしょう!!

あ、「持ち主」って言っちゃうとダメなのか?持ち主は俺だわ。

まぁ、種名で。考えてみて。

 

答えは明日、この記事で発表します!!

すでに答え知ってる人は黙ってなさい。

=============================

正解発表!

 

答え:ハシボソガラス Carrion Crow/Corvus corone orientalis

でへへー、引っ掛け問題~

この個体は幼鳥。

全国的なのかどうなのか知らんけど、とりあえず神奈川のハシボソガラス幼鳥は少ないながらも白が入ってる個体を見かけることがある。ほんとちょっととかね。

ただ神奈川の一部では、このように翼に大きく白い模様が入る個体が頻繁に見れるところもあり、固定された個体群があると思われちゃう。

とりあえず2002~2005年の4年間は毎年数羽見ることが出来た。尾羽には白が入っていたり入っていなかったり・・・。入っていない個体のほうが多い。

 

遠いのでそれ以来行っていないが、繁殖期終わったらまた行ってみようかな。

 

ってことで、答えはハシボソガラス。正解した人いた?

 

=============================

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

今日、朝からハイパー硬水(硬度1468mg/ℓ)を飲んでたんですが、見事お腹壊しました。

危険な飲み物ですが一過性のようで、飲み始めて8時間後に一回お腹壊して以来なんともないだす。

日本の水の硬度って大体硬度 30mg/ℓ。全然違うがな!

 

硬水はマグネシウムとカルシウムを多く含んでいるからか、めっちゃ薄~くした牛乳の味がする。好きくない。

慣れよう。向こうの水は大体硬度 500mg/ℓ らしいから。

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年2月26日 (木)

フルマカモメ Northern Fulmar/Fulmarus glacialis

090225ue  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フルマカモメ Northern Fulmar/Fulmarus glacialis

残念かな、暗色型です。

 

翼長・・・298mm  雌雄年齢不明、亜種はrodgersii と思われる。

初列風切・・・10枚  次列風切・・・17枚  三列風切・・・5枚

初列大雨覆・・・10枚  初列中雨覆・・・8枚  初列小雨覆・・・(  ゚Д゚)

次列大雨覆・・・22枚  次列中雨覆・・・21枚  次列小雨覆・・・(ノω・、)

小翼羽・・・5枚   手根骨羽・・・1枚?

下初列雨覆・・・14枚  下次列雨覆・・・( ゚皿゚)キーッ!!

 

暗色型でもP1~10までFLASHあり。

羽根の特徴・・・とかあるのかな?細長いよ。

初列風切は大きさだけで見た場合オオミズナギドリに似ているが、オオミズナギドリは内弁にキレイな白が入るが、本種は入らない。

フルマカモメは暗色型の他に、淡色型・白色型があり、亜種関係ではないが翼の形態は異なる。

暗色型の翼は細長く、白色型の翼は太く丸みがある。淡色型は知らんがや。なぜ亜種分化しないのだろうか?

型によって翼の形態が異なる以上、羽根一枚拾ったところで識別は容易ではない。

 

090225sita_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無駄にモフモフモフした下雨覆類。

P10の付け根に小翼羽らしき羽根が存在するが、なんじゃらほい?下小翼羽・・・?

 

 

臭いですが、なかなかクセになる香りです。

・・・好き好んで嗅ごうとは思わないですが。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月21日 (土)

ウグイス Japanese Bush Warbler/Cettia diphone

Uguis090820  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウグイス Japanese Bush Warbler/Cettia diphone  亜種・雌雄不明

徹夜なので、本日2つめの記事。

小鳥の翼標本は作りにくいのに、久しぶりに成功した。愛だね。

 

翼長・・・62mm  換羽状況や羽の形状から幼鳥と思われる。

初列風切・・・10枚  次列風切・・・6枚  三列風切・・・3枚

初列大雨覆・・・7枚、しかないねぇ。 初列小雨覆・・・顕微鏡が無いと。

次列大雨覆・・・6枚、しかないねぇ。 その他雨覆・・・ばーか

小翼羽・・・3枚  手根骨羽・・・み、見つからない!

下雨覆類・・・ばーか

 

オリーブ色がステキなとにかく小さい翼!

臭いは小鳥独特のもので、鳥くさい(良い香り)。

ブンチョウの臭いと一緒です。(とっても良い香り)

 

Uguis090220uramono  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下雨覆類は黄色味を帯びる。この感じはセンダイムシクイに似るね。

それと風切の内弁のバフ色の入り方に注目!この入り方は野外識別に使えるかも?

見た感じ、メジロなどの内弁の模様と似ています。

まぁ、んなこと言ったって、死体じゃない限り完全な同定は無理だろうね。色合いはエゾムシクイそっくりですよ。

 

風切は柔らかく、乱暴に扱うとぼろぼろになる。最近海鳥ばっか触ってた俺にとって良い刺激になった。

 

また上腕骨を残してみました。ほっそい!

 

それししても撮影が難しい・・・。こんな立体、どうしろと?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月19日 (木)

ウミスズメ Ancient Murrelet/Synthliboramphus antiquus

Umisuzume090218ue  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウミスズメ Ancient Murrelet/Synthliboramphus antiquus

毎日拝み倒すほどステキな翼。

黒ではなく,青灰色ってのも良い(クロツグミ1wと同じ色)。

 

初列風切・・・11枚   次列風切・・・9枚   三列風切・・・5枚?

初列大雨覆・・・10枚   初列中雨覆・・・10枚   初列小雨覆・・・7枚?

次列大雨覆・・・17枚   次列中雨覆・・・12枚  次列小雨覆・・・∞枚

小翼羽・・・3枚  手根骨羽・・・1枚?2枚?変な感じ

下雨覆類・・・もふもふしてて数える気起きないわ~(ノ∀`) アチャー

 

とにかくステキな翼!!これは神だ!!

Umisuzume090218moguru  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この形にすると潜ったり,泳いでるシーンが頭をよぎる・・・。

翼標本の楽しみの一つだね。

 

Umisuzume090218ura  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼下面は白い!!

でもただ白いだけでなく,下初列雨覆周辺および翼角は黒斑は入り混じり,羽根屋が喜びやすくなっている。その点では素人向けだと思われる。

 

本種はカンムリウミスズメと酷似するが大きさが異なり,箕輪(2007)によるとウミスズメの翼長が130~143㎜,カンムリウミスズメの翼長が113~132㎜とされている。

よって翼長が130~132㎜だった場合は素直に諦める。

ちなみに本個体は翼以外の部位は残っておらず,同定は翼長のみで行った。

翼長は134㎜でずいぶんと危なっかしいことしてくれるが、ウミスズメとした。

 

 

今回の翼標本は上腕骨を残したため,やけに立体になり撮影が困難だったお。

 

 

引用文献

箕輪義隆(2007): 海鳥識別ハンドブック. 文一総合出版, 東京. 80pp.

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年2月12日 (木)

ズグロミゾゴイ Malaysian Night Heron/Gorsachius melanolophus

Zuguromizocchi090211  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズグロミゾゴイ Malaysian Night Heron/Gorsachius melanolophus

初列風切・・・10枚  次列風切・・・11枚  三列風切・・・3~5枚

初列大雨覆・・・10枚  小翼羽・・・3枚

その他羽は欠損。。。

 

最初は翼標本だったが、コチラの不手際により羽根標本へ。

そんで調子に乗って、今は額に入れて飾っている。

 

キレーですよ、ホントに!!さすがズグロミゾゴイ!!

ミゾゴイじゃこうはいかないんですよ、あやつは初列風切先端は白くありませんから。もうこの白のせいでステキ度が倍増!!このね、白と茶色が入り混じる部分の茶色い斑点がもうキレイすぎて、羽根屋が喜びそうな模様になってるのが良い。風切の茶色部分が少ないってのもポイント!!大部分が黒だからこの先端の茶色・白が引き立つわけで。だて、そうでしょ。似ている羽根、リュウキュウヨシゴイの風切とかほぼ茶色一色なんだよ(それはそれで興奮するけど・・・)。やっぱ一色より複数色ですよ、羽根は。だって、羽根って動かないんだもん、鳴かないんだもん。じゃあどこで楽しむのって言ったら「色」なんだよ!!だからコサギ風切とか萎えまくりなんです。鳥屋的に見たら「白くてキレイ!」なんだろうけど、羽根屋的にみたらつまらないんだよ。いや、んなこと言っときながら実際拾ったときは狂喜乱舞するんだけどさ。だいたい白い羽根(および単色の羽根)って同定できないんだよ。コサギチュウサギアマサギ、、、これら、無理!!ちょっと、ちょっと模様は入ってるだけで同定できるのにね。いや、無理なのもあるけどさ。話し逸れたー。ま、色って大事です、楽しむために。羽根いっぱい持ってるとね、その質感でも楽しめるになるんだけどさ。「うほ~!アオゲラ中央尾羽痛いよ~♪」とかね。うわ、変態だ。その他カモのシャイニーパッチの感じとか。質感分かるって大事なんだよ。例えばハクセキレイ次列風切とハマシギ次列風切、この2種は似てるんだけど、触ってみればやっぱ違う。なんかね、スズメ目の羽根ってけばけばしいというか柔らかいというか、そんな感じ。ハマシギとかの水鳥って水に濡れてすぐへちゃーってなっちゃダメだからかなんか気持ち硬めだし、けばけばしない。羽根って鳥屋目線からではからでは分からないことも学べるんだよね。いいことだ。

 

がーって書いたらこんなんなっちゃった。。。ヒドイ・・・

さて、ズグロミゾゴイっと。

これ初列風切はすぐ同定できるけど、その他はミゾゴイと似ている。初列大雨覆はリュウキュウヨシゴイそっくりだし。気をつけねば。

本種の羽根は拾い易い。西表島では4回拾ったことある(なぜか全て初列風切)。

 

羽根は拾える。

拾えるのに姿は見えない!!

どういうことかワタシャまだズグロミゾゴイを見たことが無い・・・。

その原因として2つ説が挙げられ、

①私のやる気が無い。

②ズグロミゾゴイは伝説の生き物。UMA。

がある。最近の見解では後者の説が有力である。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年1月21日 (水)

ヒレンジャク Japanese Waxwing/Bombycilla japonica

あと7時間後には試験です。大学生活最後の試験。これ落としたら・・・!!

じゃあ準備して寝ろよって感じですが、そうも行かないんすよ。

 

じゃあ今日も翼でも。

Hirenjaku090121  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒレンジャク Japanese Waxwing/Bombycilla japonica 

P8・P9が幼羽。レンジャクの換羽方式はちょいと判らないけど、恐らく第一回夏羽→成鳥冬羽。第一回冬羽でここまで風切が換羽するとも思えないし。

初列風切・・・9枚  次列風切・・・6枚  三列風切・・・3枚

初列大雨覆・・・9枚 初列小雨覆・・・知らんがな

手根骨羽・・・1枚  小翼羽・・・3枚  

次列大雨覆・・・9枚  次列中・小雨覆・・・数えられません

下初列雨覆・・・はぁ  下次列雨覆・・・11枚

尾羽・・・12枚       おほー、典型的はスズメ目だねー

 

●英名のWawingは次列風切先端(初列・三列・尾羽にある個体も)にある蝋状物質から由来。

でも、ヒレンジャクはこの蝋状物質は目立ちません(´・ω・`)ショボーン

Hirenjaku090121oamaoi  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次列大雨覆の赤色部分。赤の手前にあるオリーブ色がまたステキなところ。

それにしてもゴミが汚い・・・。肉眼で見ても目立たないゴミなのに。

 

●野外で拾った場合、比較的識別は楽だが、赤色部の無い次列風切はウソの次列風切と似ているので注意。質感も似ている。

ただ次列風切自体の形は違うから、アトリ科の風切の感じを知っているなら迷わないか。

 

Hirenjaku090121mesu  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒレンジャク雌成鳥。

どうせなら雄の写真掲載しろよって感じだよね。いいの無いんだもの。

 

 

あぁ、テスト。ちょっと準備するかな・・・

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月20日 (火)

ハマシギ Dunlin/Calidris alpina

今年、羽根ブーム再来すんじゃないっすか?

なんかBIRDER誌でも羽根見かけるし、最近のブログでも「こんな羽根拾いました」的な記事よく見るし。数年前じゃあんま考えられない。

まぁま、羽根ブームが来るってことは羽根拾いまくられて鳥の巣材的にも、虫の餌・コロニー的にもよろしくないし、なにより私のライバルが増えるってのがよろしくない。

けど、俺が9年間趣味でやってた羽根が注目されるってのは嬉しい・・・。

 

ってことで、ネタも無いし、翼標本でも。

Hamasigi090119  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハマシギ Dunlin/Calidris alpina ssp. 成鳥冬羽

初列風切・・・10枚    次列風切・・・10枚   三列風切・・・5枚

初列大雨覆・・・10枚  初列中雨覆・・・16枚  初列小雨覆・・・知らんよ

手根骨羽・・・1枚     小翼羽・・・3枚

次列大雨覆・・・15枚  次列中雨覆・・・14枚  次列小雨覆・・・∞枚

下初列雨覆・・・10枚  下大雨覆・・・12枚

尾羽・・・12枚

●P7・P6の外弁は白くなっているが、翼帯はP5から始まる。似ているミユビシギの羽はP7の外弁は黒い。

●次列風切部に見えている白い翼帯は、次列風切のものではなく、大雨覆。大雨覆の先端が白いため、こう見える。「次列風切の翼帯が・・・」と勘違いしている人が多いので注意(ミユビシギも。)!!ただし、S1・S9・S10は次列風切自身の翼帯が見える。

●PC6~PC2にも翼帯はある。

●測定値を測ればいいものを、ノギスも定規も見当たらないから諦めた。おまけに酷いぐらい適当に写真撮ったから、三脚の影が被っちゃって・・・。ちょっと撮り直したい。

●野外で拾った場合

風切をかなりの枚数拾わなければ識別は困難だが、Calidris 属及びCrocethia 属だろうというところまでは簡単にいくと思う。Eurynorhynchus 属は厄介だけど羽を拾う機会は一生のうちに1度あるかないかだろう。いや、無いな。

ハクセキレイやセグロセキレイの風切と似ててよろしくない。質感は違う。

Caridris 属は三列風切と中央尾羽の形状が似ているので注意が必要。

冬羽・夏羽・幼羽を見極める。初列風切の形状を見れば幼鳥か成鳥かは識別できる。

 

  

こりゃあなんも書くことが無いときにいい!!今度もやっていこう。

  

余っている羽根、ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月18日 (木)

羽根ってすばらしい

ただいま現実逃避中・・・(◎´∀`)ノ

 

最近羽根が面白すぎて仕方がない。

数年前まで羽根を集めまくって、もう管理しきれなくなり集めるのをやめたけど、また集め始めてしまった。こりゃ困ったね。

でも羽根っていいんだよ。

鳥が出にくい時間帯や場所で、ちょいと地面を見ればまた別の鳥見ができるわけで。

たいがい落ち葉にまじって一枚ぱらって落ちてる程度だけど。

Obane081218  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで。

この羽根は、羽根に興味のない人なら「黒い羽根か・・・」で終わるんだけど、羽根を識別できる人が見たら狂喜乱舞してしまうほどの珍羽根。

こういう鳥の痕跡からも鳥見が出来るってすばらしいでしょ。見逃してる人はもったいない!!

それに鳥って虫や両爬みたいに捕まえられないから、そこらへんは羽根で満足していかないといけないし。頬ずりしたりモグモグしたり。。。

 

笹川羽根図鑑、叶内写真羽図鑑、羽ハンドブック。

今こんなにも羽の図鑑が出てるんだから、新たに羽始める人は取っ掛かり易いよなー。

 

俺が羽根を始めた9年前とか笹川羽根図鑑だけだし、ネット上の鳥サイトだってあんまない頃。

羽根一枚拾ったら、普通の野鳥図鑑と照らしあわして「これかな?」と思う種を見つけたら実際その鳥を野外で観察して羽根の模様の確認とかして頑張って識別してた。その頃中学生だったから笹川羽根図鑑とか高くて買えんかったし!

そういった頑張った観察があるから今は簡単に羽根だけで識別できちゃうんだなぁ、とほのぼの。。。

 

そんなんで集めた羽根はもう何千枚とある。種数で言えば400種は越えてると思うけど。いろんな方が協力してくれたからなぁ・・・。

よし、これからも集めよう。

後輩には一枚たりとも拾わせん!!

そんで羽根識別サイトでも立ち上げようかな。アドレスはあるし。しかしネックなのが天然記念物種だわ。野外で見つけても拾うことすら出来ない。・・・そもそもなかなか見つからない・・・。

 

さて、羽の整理をしつつ、音楽番組聴きつつ(今、Perfumeのポリリズムだ。)、BIRDERを読みつつこのブログを書いてたわけだけど、書き終わってしまった。

 

よし、論文に取り掛かろう!!

ガンバルゾー

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月28日 (金)

また泉の森

11月22日のことだす。

夕方から用事があったので午前中~お昼まで泉の森で鳥見。

Kinkurokopipe0811222  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キンクロハジロがコピペされてた!!

Kinkurobatabata081122  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近すぎてフレームアウト。

それにしても可愛い・・・。

Kinkuropan081122  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パン取れた~~♪」

・・・可愛い。。。

Kubiwakinkuro081122  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍鳥・クビワキンクロもいた!!

 

・・・クビワキンクロとかホント見てみたいわ・・・。

 

Magamo081122  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

顔って結構とんでもない色してた。

 

Kawasemi081122  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カワセミも近いっ!!

 

このあと皆さんとお話して、お出かけ。

 

記録

1.カイツブリ  2.アオサギ  3.マガモ  4.カルガモ  5.コガモ

6.ヒドリガモ  7.オナガガモ  8.ホシハジロ  9.スズガモ

10.キンクロハジロ  11.トビ  12.バン  13.オオバン

14.キジバト  15.カワラバト  16.ワカケホンセイインコ  17.カワセミ

18.コゲラ  19.ハクセキレイ  20.ヒヨドリ  21.ツグミ

22.ウグイス  23.エナガ  24.シジュウカラ  25.メジロ

26.アオジ  27.ホオジロ  28.アトリ3羽  29.オオカワラヒワ

30.スズメ  31.ムクドリ  32.ハシボソガラス  33.ハシブトガラス

・・・オナガって見たっけかなぁ、、、?記憶にない。

 

 

ところで、

カモの羽衣って冬季に見られる羽衣が夏羽で、夏季に見られる羽衣が冬羽。

これが厄介だから冬季は生殖羽、夏季は非生殖羽って表現したり。

つまり一般的な鳥(仮にスズメ目としようかな)とカモは羽衣が逆になってると。

 

・・・と思ってたのに。

近年の研究によると(と言っても2001年)カモもスズメ目の鳥と同様、冬羽は非生殖羽、夏羽は生殖羽だと。

なんでも換羽が

      カモ類        スズメ目

  第一幼綿羽         綿羽

 第二幼綿羽      

  第一幼羽          幼羽

  第二幼羽      第一回冬羽

 第一回夏羽           第一回夏羽

 第二回冬羽      第二回冬羽

 第二回夏羽     第二回夏羽

   ・・・          ・・・

 

つまりこれによるとカモが渡来したての頃、「幼羽だ幼羽だ♪」と囃し立てられているのは第二幼羽であり、これはスズメ目の第一回冬羽に相当するんだって。

第一幼羽から第二幼羽は部分換羽、だから一般的に知られてないのかも。ワタクシも知らなかった。1921年にはSchiöler様によって発表されてるのにね。

Onagaosuj081108bbb  

だからこの個体だと幼羽→第一回生殖羽ではなく、第二幼羽→第一回夏羽。あれ、意味合い一緒だ。

スズメ目風に言うと第一回冬羽→第一回夏羽になる。

 

第一幼羽から第二幼羽への換羽は胸羽、体羽、肩羽と尾羽の一部だそうです。尾羽換羽ってのはびっくりですね。

尾羽は一部の換羽なんで、外側の尾羽は第一幼羽のまま。「先割れ尾羽だ、イエーイ♪」って騒ぐ場合はこの外側の尾羽を見なくちゃいけないそうです。

 

しかしど素人のワタクシが論文だの文献だの読んでも理解するのにホント時間がかかる。

困ったもんだ。

 

引用文献

茂田良光(2001): カモ類の換羽と性・齢の識別について. JOGA 第3回自由集会 基調報告1.

  

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月16日 (日)

リュウキュウコノハズクとセレベスコノハズク

Ryuukyuukonohazuku081115tori  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リュウキュウコノハズク Ryukyu scops owl  Otus elegans

 

かつてセレベスコノハズクOtus manadenis の1亜種とされていたリュウキュウコノハズク。今は独立種として扱うことが多い。

 

リュウキュウコノハズクとセレベスコノハズクは姿は似ていて、どこをどう見て識別すりゃいいのかわけわからん。分布域は・・・被ってないかも、だけど。

ってことで翼を並べてみた。

Tubasa081115  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタクシ翼標本コレクションから。

上がリュウキュウコノハズク。

下がセレベスコノハズク(飼育個体)。

 

Ryuukyuukonohazuku081115_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リューキューコノハズク。

●全体的に褐色味が強く、個々の模様ははっきりしている。

●翼全体が丸みを帯びている。

●全体的に小さい。

 

Serebesukonohazuku081115  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セレベスコノハズク

●全体的には褐色味を帯びない茶色って感じ。個々の模様ははっきりせず、次列風切の鷹斑なんかはリュウコノと比べ、ベタ潰れに見える。初列風切の白斑もはっきりしない。

●リュウコノと比べなんか四角く感じる。なんでかはわからない(Te2-5が原因か?)

●全体的に大きい。

 

Ryuukonopc081115  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのほか、明らかに違ったのが初列大雨覆の突出具合だった。

リュウキュウコノハズク(上)は小翼羽からの初列大雨覆突出が小さいが、セレベスコノハズク(下)は大きく突出している。

セレベスコノハズクは小翼羽が小さめのため、こう見える。

 

Yokukamen081115  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼下面(骨が見えてる、恥ずかちぃ・・・)。

リュウキュウコノハズク(上)と比べ、セレベスコノハズク(下)の下雨覆類はクリーム色を帯びている。

さらに風切の裏面は、リューコノが黒っぽくセレベスが冴えない茶色という違いと、セレベスのほうが鷹斑が多い。例えばS1(次列風切1枚目)ではリュコノの鷹斑(淡色の列)の数は9列、セレベスは10列であった。

 

 

ぐだぐだこんなこと書いてみたけど、まぁ野外識別には使えまへんな。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)